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2024年10月22時から放送の日曜ドラマ「海に眠るダイヤモンド」。
海に眠るダイヤモンドの舞台になっている端島(軍艦島)を中心に、現代と過去、2つの時代が交錯するストーリーになっています。
端島(軍艦島)の歴史や住む人たちのリアルな生活から実話なのかな、と思う人も多いのではないでしょうか。
また、海、2つの時代を交錯する構図、ヒロインの過去語りなどから、海に眠るダイヤモンドのモデルはタイタニックで原作と同じ構成なのでは、という声もあります。
この記事では、海に眠るダイヤモンドは実話を元に作られた脚本で原作なのか。
また、タイタニックがモデルになっているのか、原作の脚本家は誰なのかを徹底的に調査しました!
海に眠るダイヤモンドは実話?
海に眠るダイヤモンドは、実話ではありません。
しかし、端島を中心とした石炭産業で躍進した時代背景などは実話を元にしているので、見ていてリアル感がありタイムスリップしたような感覚になりますよね。
ドラマの登場人物にはモデルはおらず、原作のない完全オリジナル作品になっています。
海に眠るダイヤモンドはタイタニックがモデルになった?
海に眠るダイヤモンドは、昭和の高度成長期に栄えた端島と、現代の東京を交錯する70年にわたる愛と青春と友情を描いたストーリーになっていて、家族も含めた壮大なドラマ内容になっています。
その壮大さや、海、ダイヤモンドなど共通する点が多いことからタイタニックがモデルになっていると言われています。
そして、その真相は海に眠るダイヤモンドの誕生秘話は制作陣が語っていました。
詳細をまとめたのでチェックして見てください!
海に眠るダイヤモンドのドラマ誕生のきっかけは長崎旅行
海に眠るダイヤモンドの「誕生のきっかけは長崎旅行」だったそうです。
海に眠るダイヤモンドの脚本家である野木亜紀子さんは、2018年にドラマ「アンナチュラル」で市川森一脚本賞の副賞を受賞しています。
その時の副賞の内容が長崎旅行で、アンナチュラルのプロデューサーだった新井順子さんと長崎旅行に行ったそう。
その時に長崎の県知事から、「ぜひ長崎を舞台にしたドラマ」とのオファーがあり、また作品を作る段階になって、当時の長崎旅行を思い出し、端島を舞台にドラマを作ることになったようです。
海に眠るダイヤモンドの壮大なストーリーについてこのようにインタビューで話されていました。
旅行では長崎のいろいろな名所を訪れ純粋に楽しませていただきました。
そのときに端島にも訪れたのですが、上陸したときに感じた圧巻の光景が印象に残っています。
ガイドを務める元島民の方が話してくださって端島ならではの逸話もとても面白くて。
一方で、この島をテーマにした作品はきっと作れないだろうなとも思いました。
時代モノになるでしょうし、素晴らしい景色や端島ならではの物語は、そう簡単に再現できないだろうな、と。
参照:TBS
しかし、日曜劇場なら壮大な物語を作れのではないかと考えるようになったそうです。
実際に端島に上陸されて、島民の方の話を聞くことで当時の様子が鮮明に浮かんできたからこそのリアルさがドラマでも感じられますよね。
海に眠るダイヤモンドはヒロインが過去語りをするタイタニックの構図を採用
海に眠るダイヤモンドでは、「ヒロインが過去語りをするタイタニックの構図」を採用しています。
端島を舞台にどのような話にしようかというときに、塚原さん(海に眠るダイヤモンドの監督)と新井さん(アンナチュラルのプロデューサー)と一泊二日で温泉にいきじっくりと話したそうです。
そのときに塚原さんが構図のアイディアを出したことで、タイタニックの構図を採用することになったと話されています。
過去だけでなく現代のストーリーも取り入れて、映画「タイタニック」(1997年)で、ヒロインのローズが過去語りをする構図にできないか
参照:ヤフーニュース
塚原さん(海に眠るダイヤモンの監督)は、過去の時代を描くと映像化のハードルが高くなる点、視聴者の皆さんに感情移入してもらうことが難しい点を感じながらも、最終的にはタイタニックの構図を採用することで、2つの時代を交錯するストーリーにして行ったそうですよ。
海に眠るダイヤモンドは日曜劇場で幅広い年齢層を意識
海に眠るダイヤモンドでは、「幅広い年齢層を意識した」作品づくりをしました。
次の作品づくりについて話していたときに、野木さんが端島を舞台にした壮大なストーリーを日曜劇場ならできるんじゃないかと、新井さん(アンナチュラルのプロデューサー)に話したところ「ある気がする!家族も描けるし!」と乗ってきたそう。
脚本家の野木さんは、脚本を書く立場として、日曜の夜にみるドラマについて幅広い年齢層に見てもらえる作品を意識したと言います。
日曜劇場といえば半沢直樹も高視聴率を出し、記憶に残っている人も多いのではないでしょうか?
半沢直樹を痛快な逆転ストーリーを、幅広い年齢層の人たちが見ていたと思います。
しかし海に眠るダイヤモンでは、家族やヒューマンドラマとしての要素を強く、家族や、友情を含め、いろんな感情が動くラブストーリーも詰めた日曜劇場らしいストーリーになっているようです。
海に眠るダイヤモンド主演の1人2役のキャスティング秘話
海に眠るダイヤモンドの「主役は1人2役のキャスティング」で神木隆之介さんを採用!
日曜劇場で幅広い年代の方に見てもらう作品なので、キャスティングも難しいですよね。
主演に求めたことは「視聴者の皆さんにも馴染みがある、日曜劇場を背負っていただける人」だったそうです。
海に眠るダイヤモンドの豪華出演者
海に眠るダイヤモンドは「豪華出演者」にも注目です。
神木隆之介さんとライバルになる賢将役の清水尋也さんは全く違うタイプですよね。
揺れ動く恋模様を演じいる杉咲花さん、池田エライザさん、土屋太鳳さんも、全く違うタイプで視聴者としてもキャストが混合することなく違うキャラクターを演じていることが見て明らかです。
タイプが違う俳優のキャスティングも、幅広い年代の方に楽しんでいただけるポイントかもしれませんね。
海に眠るダイヤモンドとタイタニックの共通点はダイヤモンド
海に眠るダイヤモンドとタイタニックの共通点として「ダイヤモンド」が挙げられていますよね。
タイタニックでは天然の「ブルーダイヤ」を最後にローズが海に投げ入れるシーンがありました。
ブルーダイヤは高額で希少なため、婚約者(資産家のキャル)の前で表情を変えないローズでさえも驚くほどのものでした。
海に眠るダイヤモンでは、ダイヤは石炭を石炭をさしていました。
あの海の下を1000メートル掘ると、黒いダイヤモンドが眠っている
海に眠るダイヤモンド第2話:進平のセリフ
石炭は、端島にとってダイヤモンドのような存在だったのですね。
端島の周辺には豊富な石炭層がある、炭鉱で栄えた島なのでダイヤモンドという表現も納得です。
ダイヤモンドの他に、ドラマ第2話ではスクエアダンスを踊るシーンもあり、タイタニックでジャックとローズが踊る姿と重なりました。
共通点がたくさん散りばめられているようですね。
海に眠るダイヤモンドのモデルになったタイタニックはどんな話?
海に眠るダイヤモンドのドラマは、タイタニックの構成が採用されています。
名作とはいえ1997年に放送された映画なので、内容を知らない方のためにポイントをまとめて見ました。
名作となった映画タイタニックとは?
名家の娘ローズと、画家を目指し世界中を旅するジャックが豪華客船で出会い、残酷な運命に翻弄される悲恋を描いています。
身分の違うジャックとローズの出会い
1912年にイギリスのサウサンプトン港から豪華客船タイタニックが処女航海に出発しました。
ギャンブルでなんとか航海券を入手したジャックは、上流階級の娘であるローズと出会います。
しかし、ローズには家同士が決めた婚約者のキャルや保身的な母親から逃れたいと思っていました。
2人は何度か会ううちに惹かれ合います。
沈まないはずのタイタニック号が沈没
全てを捨てて共に過ごす決意をした2人でしたが、幸せな時間も束の間でした。
絶対に沈まないと言われていたタイタニック号は、航海半ばの4月14日に氷山に接触。
刻一刻と沈んでいく豪華客船と、そこに乗っている人たちの様子や感情、胸が締め付けられるシーンです。
ジャック死亡
タイタニック号が沈没して、冷たい海に投げ出されたジャックとローズ。
ローズは流れていた船の扉の上で寒さを凌ぎましたが、ジャックは力尽きて死亡します。
ジャックの姓を名乗るローズの過去語り
愛するジャックの姓である「ドーソン」を名乗って、彼と共に生きてきたローズ。
タイタニック号の沈没から84年経ったころ、ブルーダイヤの所在を調査していたニュースで、ブルーダイヤをつけた女性の絵画が発見されました。
その女性のモデルになったのが自分だとローズは名乗り、タイタニック号での出来事を話していきます。
最後には、持っていたブルーダイヤを海に投げ捨て、全てを語り終えた101歳のローズは静かに眠りにつきました。
海に眠るダイヤモンドの脚本家は野木亜紀子!
海に眠るダイヤモンドの脚本家は野木亜紀子さんです。
野木亜紀子さんは、東京都出身の日本の脚本家で有名ドラマの脚本を多数手がけています。
制作会社に就職して取材やインタビューなどもしていたようですが、現場には向かないと自覚して脚本家を目指したそうです。
脚本家デビューとしたのは2010年の「さよならロビンソンクルーソー」でした。
海に眠るダイヤモンドは実話でタイタニックがモデル?原作の脚本家は誰?
海に眠るダイヤモンドは、端島の時代背景を取り込んでいます。
しかし、キャストのモデルなどはおらずストーリーは実話ではないことがわかりました。
そして端島の過去と、現代の東京を交錯する構成は映画タイタニックがモデルになっています。
海に眠るダイヤモンドとタイタニックは、ダイヤモンドの共通点だけでなく、ダンスシーンなどもタイタニックを思わせるポイントがありました。
原作はなく、脚本家である野木亜紀子さんのオリジナルストーリなのですが、長崎旅行に行った際には島に上陸する機会があり、元島民から当時の端島の話を聞く機会もあったといいます。
そのため実話ではないものの、当時の端島がリアルに再現されており、タイタニックをモデルにした構成も相待って壮大なストーリーになっています。
脚本家である野木亜紀子さんは、数々の第ヒット作をうんだ方でもあるので、原作ドラマの最後をどのように書かれているのか、今後も目が離せませんね!
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